本灯社通信 2025年8月22日号

本灯社の新刊平台から、最近届いた本をご紹介します。

・『相談するってむずかしい』青山ゆみこ/文、細川貂々/漫画
ライターの青山ゆみこさんと漫画家の細川貂々さんの共著。「相談する」ことの大切さに気づいた2人が綴る、自分を助けるための「対話の仕方」がわかる本です。(集英社、1870円)
・『世界が問いである時答えるのは私だけ』谷川俊太郎
詩人・谷川俊太郎が、世界にふと立ち上がる「問い」と向き合い、静かに言葉を紡いだ1冊。巻末には覚和歌子さんの寄稿も収録。(イースト・プレス、1650円)
・『つながりのことば学』齋藤陽道
手話を「言葉」として生きる写真家・齋藤陽道さん。言葉が伝わらないことを身に染みて知っているからこそ語られる、コミュニケーションの「そもそも」論。(NHK出版、825円)
・『わたしの美しい戦場』寿木けい
知らない土地に古民家を買って宿のオーナーシェフとなり、各地から訪れる人をもてなすようになった著者の短編映画のようなエッセイ。(新潮社、1980円)
・『私と私の船長さん』M. B. ゴフスタイン
M. B. ゴフスタインが1974年に出版した『Me and My Captain』の新訳・新装版。木の人形たちが棚の上で繰り広げるイマジネーションたっぷりの物語。(トンカチ、2750円)
・『をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人短歌のレジスタンス』瀬戸夏子
1949年に結成された女性だけの短歌結社「女人短歌会」などで歌を詠み続けてきた女性歌人たちの素顔と作品、その抵抗を描いた1冊。著者が精選した120首と一首評のアンソロジー付き。(柏書房、2090円)
・『満月が欠けている』穂村弘
歌人・穂村弘さんによる「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録。(ライフサイエンス出版、2200円)
・『ガラスと雪のように言葉が溶ける』尹雄大、イリナ・グリゴレ
在日韓国人のライター尹雄大さんとルーマニア人の文化人類学者イリナ・グリゴレさんが、日本語を通してそれぞれの「言葉」と「身体」について綴った1冊。(大和書房、1760円)
・『トーヴェ・ヤンソン ムーミン谷の、その彼方へ』冨原眞弓
ムーミン谷はなぜ生まれたのか。彼らはいったい誰なのか――。トーヴェ・ヤンソンの人生を辿りながら、ムーミン世界の成り立ちに迫る。著者・富原さんが8年の歳月をかけて書き上げた、決定版評伝。(筑摩書房、3300円)
▼オンラインストアでは、『夜の木 13刷』、『ある、りんご園の一年』『ケアと編集』などアップしています!


なんだかんだで恒例となりつつある夜営業、今月も8月最後の金曜日に実施します。夏は特に、お昼はカフェが大変賑わうので、ひそやかに本屋だけ開いている放課後のような時間はまた違った趣があり、スタッフにとっても新鮮です。いつもの営業時間中には来られないという方や、お仕事終わりにふらっと本屋に立ち寄りたい方、読書時間を確保したい方など、ぜひこの機会をご利用くださいね。
カフェは1ドリンクオーダーでご利用いただけます。時間を気にせずにゆっくり読書をしたり、ノートを書いたり、自分と向き合う時間として過ごしていただくのも大歓迎です。最新情報はInstagramでお知らせします。

100%ORANGE ポストカード&一筆箋

イラストレーション、絵本、漫画などを制作されている及川賢治さんと竹内繭子さんのユニット「100%ORANGE」のポストカードや一筆箋、シール、ピンバッジなどの雑貨が入荷しました。一筆箋はお手紙にはもちろん、本に挟む栞にするのもちょうどいいサイズ感。絵本『ねこのセーター』のポストカードやピンバッジも、とてもかわいいです。九州でのお取り扱いは初めてとのこと。ぜひ店頭でご覧ください!

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店舗情報

本灯社
営業時間:11:30-18:00/水曜定休
メールアドレス:books@kruasukoto.com
電話番号:092-401-1606
公式LINE:https://lin.ee/9MHg0bv
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